母さん、また中之条に行ってきました。今月は、山深い六合地区へ向かうとの事で、長いドライブになります。今日は僕がドライバーを担当しました。中之条のつむじからおよそ1時間、目の前に現れたのは…
野反湖です!山にはまだ残雪が。それにしても空の青いこと!そして空気の澄んでいること!一気に観光気分になってしまいました。ここには有名なキャンプ場もあります。
ここでお話を伺ったのは野反湖の達人、中村一雄さん。見ごろを迎えたシラネアオイを求めて、僕たちは少しだけ山に入ることになりました。
中村さんにお話を聞いている間、ウグイスの歌声が軽快に響きます。足元には紫色がきれいなシラネアオイが群生していて、その可憐な花を間近に見ることが出来ました。
駐車場では太陽が照りつけていたのに、一歩山に入るとひんやりとした空気が漂います。中村さんいわく、6月でも羽織るものは忘れずに、とのこと。僕はスーツを着てきて正解でしたが、Tシャツ一枚の竹村さんは軽く震えていました。
野反湖周辺には、色々な動植物が暮らしています。物言わぬ彼らの命を大切にするために、山のルールはしっかり守らなければなりません。たとえば、一本くらいいいだろう、という気持ちでみんなが山野草を手折ってしまったら、きっと野反湖の生態系は壊れてしまうでしょう。美しいこの風景を守るため、中村さんは日夜奔走しています。
写真集を出すような中村さんには到底叶いませんが、僕なりに撮影したシラネアオイの画像を送ります。母さんが好きな、紫色の花です。
それでは、また。
亮平より