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運転中に竜巻から身を守る対処法
 この夏は、台風やゲリラ豪雨など気象の変化による災害が多くあった。なかでも竜巻は、激しい突風を巻き起こす自然現象で、時には人や車をも巻き上げるほどの凄まじいパワーをもって、甚大な被害をもたらす。万が一、車を運転中に竜巻に見舞われたら、いったいどのように対処すべきなのか?竜巻が発生する予兆や身を守るための行動など、望ましい対応策について紹介する。

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■竜巻はどうして起きるのか?

 そもそも竜巻とはどんな現象なのか? 気象庁によると「積乱雲に伴う強い上昇気流により発生する激しい渦巻き」のことで、多くの場合、ろうと状、または柱状の雲を伴う。被害域は、数十キロメートルに達したこともあるという。

 なお、発達した積乱雲から激しい突風が起こる自然現象としては、他にも水平に吹き出す「ダウンバースト」などがあるが、気象庁の竜巻注意情報などではイメージしやすい言葉として、こうした現象についても「竜巻」という表現を使用している。

■2015年は9月だけで25回発生!

 1年間で発生する竜巻の数は平均約60件(2007年〜2015年、海上竜巻を含む)。特に発生しやすいのが、まさに夏のこの時期だ。「竜巻等の突風データベース」(気象庁)によれば、9月だけで2016年は9件、2015年は合計25件もの竜巻(突風含む)が発生していたことがわかっている。

 では、竜巻から身を守るにはどうすべきか? まずは前述の「竜巻注意情報」に気を配り、そもそも竜巻が発生しそうな場所には近づかないことが原則だ。気象庁では竜巻の発生状況について、段階的に情報を発表している。まず、半日〜1日前に気象情報として、数時間前に雷注意報として、竜巻など激しい突風のおそれがあることを注意喚起。さらに、0〜1時間前に竜巻注意情報を発表し、「今、まさに竜巻が発生しやすい気象状況」であることを知らせている。

 ちなみに、スマホでもチェックできる「竜巻発生確度ナウキャスト」では、竜巻が発生する可能性をリアルタイムで表示している。発生確度1(予測の的中率1〜7%)以上の大まかな範囲を把握できるため、「竜巻注意情報」などが出ている場合はこちらと合わせて確認するといいだろう。

■自動車での対処法は「すぐに降車して安全なところへ」

 こうした情報をもとに、実際に竜巻が近づいてくる兆候が見られる時はどうしたらいいのか? 車を運転している場合はすぐに降車し、コンクリート製の頑丈な建物内に入るなどして安全確保に努めることを気象庁は推奨している。建物の中では窓ガラス付近には近づかず、テーブルの下などで身を守ることが望ましい。

 竜巻は、ほとんどの人が生涯経験することのない「極めて稀な現象」だという。それだけに、その脅威についてはなかなか認知されていない。だが、過去にはトラックが竜巻に見舞われ、裏返しになって大破したケースもある。決して、車中にいれば安全というわけではないのだ。

 まずは、こうした竜巻の怖さを認識し、“予兆”をいち早く察知することが何より重要だ。

(前田智行)

(提供:オリコン)
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