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新井浩文がシュールな棋士に
 異色の棋士・瀬川晶司五段の自伝的小説を映画化した『泣き虫しょったんの奇跡』(今秋公開)より、新井浩文演じる清又勝のキャラクター写真が11日、披露された。個性的な登場人物たちのなかでも一際強烈なインパクトを放っている。

【別写真】シュールな雰囲気を漂わせた新井浩文

 同作は、松田龍平が『青い春』(2002年)以来16年ぶりに豊田利晃監督とタッグを組んで単独主演を務めるほか、野田洋次郎、永山絢斗、染谷将太、妻夫木聡、松たか子、國村隼らが共演する。

 幼い頃から将棋一筋で生きてきた“しょったん”こと瀬川晶司(松田)は、「26歳の誕生日を迎えるまでに四段昇段できないものは退会」というプロ棋士養成機関・奨励会の規定により、26歳にして人生の目標を失い社会の荒波に放り出されてしまう。同作では、一度は夢破れた“しょったん”が、周囲の人々に支えられながら、史上初めて奨励会退会からのプロ編入という偉業を成し遂げた奇跡の実話を描く。

 新井が豊田作品へ出演するのは、『蘇りの血』(09年)以来10年ぶり。さらに、公私ともに交流のある松田とそろって出演するのは、共に主演を務めた『青い春』以来となる。

 同作で扮するのは、晶司らと共にプロ棋士を目指す奨励会員の一人、清又勝というキャラクター。七三分けでいかにも昭和らしい大きな眼鏡をかけ、こちらをジロリと見つめる姿が写し出されており、一度見たら忘れられない、絶妙に“じわる”シュールな雰囲気を漂わせている。

 そんな個性的な役どころを裏付けるかのように、清又は劇中でも奇妙な動きを多々披露。撮影時には、豊田監督から「扇子をペシペシやって」と演出されたという新井。晶司との対局シーンの中でも、盤上を必死の形相でジッと見つめ、クネクネさせる体に扇子をリズミカルに打ちつけたり、時には晶司の背後にまわって盤上をのぞき込むなど、うっとうしい仕草のオンパレード。空気を読まずに終始クセの強い動きを見せつける清又だが、本人はいたって真剣な表情を浮かべており、そのギャップにクスリと笑えるシーンに仕上がっている。

 晶司と清又の試合をはじめ、対局シーンの撮影では、瀬川五段本人の協力を仰ぎ入念な将棋指導が施された。瀬川五段が「最初とは段違いに上手くなった」とその将棋の腕前に称賛を送るのは、自身の役を務めた松田。その様子を傍で見届けていた新井も「その昔、香車が歩を飛び越えて指していた松田さんが、めちゃくちゃ強くなっていてびっくりしました」と、付き合いの長さを思わせる独特の表現で成長ぶりに驚いている。

(提供:オリコン)
強烈なインパクトを放つ新井浩文 (C)2018『泣き虫しょったんの奇跡』製作委員会 (C)瀬川晶司/講談社
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