『テッドによるライブレポート、テッポ!~ザ・キャプテンズです!!~』

皆さん健やかですか?朗らかですか?テッドです。

ライブレポートを2つに分けてしまってすみません!!
(だって、文章長いし濃いしクドいから…ヒゲも濃いし…ステイホームで更に濃くなった気が…)

長いというのもそうですが、「失神ライブサーキット」の事務作業がまだ続いてまして…
色々あるんです…
お察しください。

また、衣装や楽器や馬車のケア、「バラ色☆王国」収録の準備、月刊ザ・キャプテンズ2月号の準備、確定申告の準備やら…

よく器用ですね~とか、何でも出来ますね~とか言われますが、
いやいや!
いつも自分のキャパシティのギリギリで勝負しちゃってるんですよ!
考え過ぎちゃって!!
なので、コーヒーや温泉やサウナ、最近は蕎麦にまで手を出して助けられてます…

心のキャパシティを広げる事って大切ですね。

話を戻しましょう…

今回は「失神ライブサーキット2020振替公演」のトリ、ザ・キャプテンズのレポートをしたいと思います!
2020年2月15日以来、11ヶ月ぶりのライブ、そして傷彦が脳腫瘍手術から帰ってきて初めてのライブ…
ずっと待ってくれていたみんなに会える…
色々な想いを胸に…

ん?早くしろって?
わかりましたよーごめんて!
では「テッドによるライブレポート、テッポ~ザ・キャプテンズです!~」をご覧ください!どうぞ!!

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《 2021年1月16日 》

イベント前日、ザ・キャプテンズはスタジオリハーサルをしました。
2020年2月15日の高崎ワンマンライブ以降、メンバー全員でリハーサルするのは2回目。
極力、感染リスクを減らす為にも会う事を控えていました。

ツアーで培った絆とキャリアは僕達にとってかけがえのない自信と信頼。
トールの音とグルーヴはもう染み付いている。
ジャッキーのプレイはいつも的確で耳で捉えていれば全く問題ない。
傷彦とはアドリブで何だって出来る。

ザ・キャプテンズには何にも心配事がないんです。

あ、ウソ……
音楽だけの話ね。
他は心配ばっかり……

でも確実に言えるのは、
うちのメンバーは「ザ・キャプテンズのライブ」に絶対の自信を持っています。
久し振りのリハーサルは一回通しただけで決まりました。
スタジオ3時間予約したのに、時間の半分はスタジオの換気と事務作業…
(マスクしてリハしたけどかなり苦しい!「仮面女子」は更にダンスしながらでしょ!?凄い…)

お陰様で、イベントの準備に集中する事が出来ました。

ザ・キャプテンズのみんな、ありがとう!!
安全で愛に溢れた一日にしよう!

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《 2021年1月17日 》

イベント当日。
スタッフとして来てくれたアキラ(ザ・サーキットキャバレーズ&ザ・ショウワーズ)と合流して機材搬入。
元気で嬉しかった!!!
(流れてしまった「バラ色☆王国」ゲスト出演、必ずやりましょうね!)

全バンド&関係者、しっかりと検温と消毒を行い会場に入りました。

約1年ぶりに会うライブハウススタッフさん達。
「失神ライブサーキット」を開催する上で毎日のようにそして最も多くやり取りし、無理難題をすべて受け止めてくれた下北沢ReG店長カズヤさんとの再会も嬉しかった。
定期的に変わっていく感染防止対策ガイドラインを何度も確認し合い、準備、対策をしてきました。
一生懸命頑張ってくれたスタッフの皆様すべてに心から感謝します!

急遽「開会宣言」としてザ・キャプテンズからの挨拶と注意事項をお話させて頂きました。
本当にお願いばかりで申し訳ない気持ちですが、全員が安全で健やかに楽しめますように!!
そしてやむを得ず会場に来れなかった人達が配信で思う存分楽しめますように!!
2021年1月17日「失神ライブサーキット2020振替公演」開始します!!

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《 17:00 》
(ここまでのイベントの模様は一つ前のブログでお楽しみください!)

ザ・キャプテンズ11ヶ月ぶりのライブがスタート。
メンバーみんなほんと落ち着いてる。心配性のこの僕まで…

久し振りにライブハウスで響く入場SE「ペルシャの市場にて」。
これで気持ちが高ぶってしまうのはメンバーだけじゃないよね。

「愛ゆえにっ!!!」

■1曲目 「恋のゼロハン」

「ザ・キャプテンズです!!(傷彦)」
トコトン!ジャーン!!!

これね。
20年ライブはこれで始まってます。
フロアは全員マスクしているので目しか見えないんだけど、このジャーン!でみんなの表情がキラキラっと輝いていくのがわかりました!!

「恋のゼロハン」も20年目。
手元見なくたってベース弾けます。足湯でふわーってなりながらでも弾けます。

間奏、傷彦の語りの部分でいつもはジャッキー&テッドが傷彦に背中を合わせにいくんだけど、ソーシャルディスタンス!
傷彦が離れて離れてのジェスチャー。
こうゆーのこうゆーの!!
アドリブはライブの醍醐味!!
傷彦の短い髪もいい感じですぞ!!(和製David Bowieって言ってあげるとほくそ笑むんでみんな言ってあげてね!)

ただいまっ!!!

■2曲目「二人はダイヤモンド」

「俺の大好きなメンバー紹介をしたいと思います!(傷彦)」←いつものセリフ、これも上がるよね!
(ジャッキーは相変わらず「きゃーっ!!」ってうるさい…←でもこれも上がるよね!)

エンジン全開のジャッキーは、2曲目でもう髪がしなーってなってます。
あとラスサビ前Bメロ、一瞬ですがカメラ目線になるところ、
「ジャッキー、イケメーン!!このハートジャックぅぅ!!」
ってなりました!(個人的意見、アーカイブでご確認ください。)

と、今だから冷静に語れてますが、実際は「二人はダイヤモンド」の1サビで僕はなんだか感極まっちゃってヤバイ!!ってなってました…
この曲のサビは振り付けで、リズムに合わせ片手を振る動きがあって。
フロアにいるみんなの手振りを見てたら目に熱いものが集まってきてしまって…

アーカイブで確認してみたら…
わかんない!バレない!!
よかった~

■3曲目「恋は薔薇薔薇★スターダスト」

「ただいま!ステージ、またよろしくな。(傷彦)」

この言葉は、
脳腫瘍に打ち勝ち、さぁ大好きなライブをしようと思った矢先にコロナ禍で11ヶ月もライブが出来なくなった人が、
喜びと希望を込めて自然に発したものだと思ってます。

20年、傷彦の右隣でライブをし同じ景色を見てきていますが、
僕には見えない苦悩を超えてこのステージに立っているんだ。

僕の人生の先生でありヒーロー。

そんな彼がマイクと薔薇を持って大好きなステージで気持ちよく歌っているのを右隣で感じていると、また目に集まってくんじゃん!熱いものがっ!!
(で、ベース2箇所、音が半音ズレてしまったってのは言い訳です…ごめんなさい…)

いやいや、リハーサルでソーシャルディスタンスには十分気をつけようとメンバーに伝えたはずなのに、ジャッキーがCメロで傷彦に近づいてるじゃん!!
君も大好きなんだねぇ傷彦が。

■4曲目「ハートにピットイン」

「オーライ!次の曲はハートにピットイン!レッツゴー!(傷彦)」

3サビ前のBメロ(右コーナーヘヘイヘイ!のとこ)がわかりやすいと思いますが、トールはね、あれだけの手数のドラムにも関わらず、スティックや体でガンガン振り付けもしているんです!!
ドラマーは座っているし後方にいるので、どうしてもパフォーマンスしづらい。
メンバー紹介やドラムソロくらいしかわかりやすい表現が出来ないのに、トールはどの曲も全力でパフォーマンスします!!

今回はドラムのアップなど余りなくて申し訳なかったのですが、
スティック回し、オープンハンド奏法、手数の多さ、振り乱すグリーンメッシュの髪、眩しい笑顔!
を是非見てください!!!

■5曲目「ドーナッツのうた」

「声を出すのは控えてって事だけど、こういうのはどうだろう?ウィンク。(傷彦)」

感染対策の一つ「ウィンク」。
「歓声」が無理なら「クラップ」と「ウィンク」すればいいじゃない。
傷彦って天才よね。
※一つ言っておきますが、MCやステージでのやり取りは一切打ち合わせしていません。

でも僕がベース弾きながら口笛吹いている最中の狙った「ウィンク」は辞めて頂けますか…
笑うとおちょぼ口が出来なくなるんす…
※口笛ですがライブではトールにオクターブ下を吹いてもらってます。
トールの低音の気持ちよさよ…

傷彦の事好きは好きですけど、そうゆうんじゃないんす…

■6曲目「チック!チック!ロマンチック!」

「ザ・コレクターズの加藤ひさしさんがプロデュースしてくださった曲、そのタイトルとは…チック!チック!ロマンチック!(傷彦)」

ザ・キャプテンズの曲の中で、プロデュースして頂いた曲が2曲あります。
ROLLYさんの「恋は薔薇薔薇★スターダスト」と加藤ひさしさんの「チック!チック!ロマンチック!」。

傷彦が大リスペクトする偉大な先輩達への感謝を込めてのセットリストだったと思います。
※セットリストはいつも傷彦が決めています。

ジャッキーギターソロの時、いつも演奏しながら僕とトールは変顔し合っているんですが、今回は「寄り目」でした。
次のライブでは何しようかなー?

■7曲目「ハートのエースはワキャナイドゥー?」

「ハートのエースはもらったぜ!(傷彦)」

一番最後のキメポーズ。
メンバー全員いい顔でみんなに指差ししてます。
ていうか1曲目からずーっといい顔してるなーって思いましたけたど。

10年以上前から演奏しているこの曲ですが、ザ・キャプテンズの曲は基本的に「簡単」で馴染みのあるメロディーとコードと構成ばかりです。

誰でも演奏出来る楽曲が多いですが、誰にも表現出来ない形にするのがザ・キャプテンズ。
このアンサンブルじゃないと、このメンバーじゃないと出来ない表現にしたい。
常に「今」を生き続けたい。

いやいや、言いたい事はこれじゃなかった…

ライブって最高だ!!!

■アンコール「夕焼けサンドビーチ」

「甘いマスクでハートをジャック、ジャッキー!優しさそのもの、テッド!電光石火のビートマスター、シミズトール!
そして僕がリーダーの薔薇から生まれた薔薇王子、傷彦でした!どうもありがとう!(傷彦)」

アンコール。
こんなに皆が幸せなシステムってないよね?
「もう1曲やっていいの?!」
「もう1曲聴けちゃうの?!」

会場にいるみんなの拍手。
配信で観てくれているみんなの「アンコール!」の声。
アンコール本当にありがとう!!

「夕焼けサンドビーチ」(3分4秒)、心と身体と感情をめいっぱい込めて演奏させて頂きました。

メンバーと手を繋いでお辞儀が出来なくたって、
共演バンドの仲間達と握手が出来なくたって、
お客様に面と向かって感謝の言葉を伝えれなくたって、
配信を観てるみんなの顔が見れなくたって、
想いは伝わる。

生きていれば何だって出来る。
またザ・キャプテンズのライブでお会いしましょう!!

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いかがでしたでしょうか?

小さい頃から父に「人に伝える時は簡潔に!」と言われてきたのに、この歳になっても出来てませんね…
これ書くのに1週間かかってるし…
(ね、器用ではないでしょ?)

改めて、「失神ライブサーキット2020振替公演」に参加してくれた出演バンド、スタッフの皆さん、配信を観てくれた皆さん、来てくれた皆さん、ザ・キャプテンズメンバー、本当にありがとうございました!!!

「東日本大震災」の時にボランティア活動させてもらいましたが「音楽」の必要性に悩んだのを思い出します。

生きる為には必要ないのではないか?
しかし「心」を豊かにする為には「音楽」は必要かもしれない。
そして世の中に「音楽」が豊かな時こそ「愛と平和」が生まれる。

触れる事が出来なくても「心」を寄せ合えば「感じる」事も「分かち合う」事も出来ると信じています。
皆様の健康を心より祈っております。

いつまでも健やかに朗らかに・・・