群馬銀行、過去最高益の決算 東和銀行、公的資金完済へ

群馬銀行と東和銀行が9日、それぞれ今年3月期の連結決算を発表しました。

群馬銀行は増収増益で、過去最高益を更新しました。一般企業の売上高に当たる経常収益は前の期と比べて13・5%増加の2003億円、当期純利益は11・4%増加の311億円で過去最高益を更新しました。貸出金の増加に伴う利息増加や 手数料収入の増加などにより、利益が増加しました。
来年3月期の純利益は12・4%増加の350億円を見込んでいます。

一方、東和銀行は、経常収益、経常利益とも前の期を上回りましたが、当期純利益は10億円以上の土地売却益があった前の期に比べると13・7%減少の35億円でした。
来年3月期の純利益は業務機械化のための投資などにより今期から半減する15億円と見込んでいます。

ところで、東和銀行は決算とは別に公的資金の返済も発表しました。東和銀行は2010年に公的資金350億円の資本注入を受けました。18年に200億円を返済し、残り150億円を今回返済して全額の返済を完了します。
整理回収機構が引き受けている第二種優先株式を14日に取得して、消却します。

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