高校生の利用を実態調査 JR吾妻線長野原草津口駅・大前駅間あり方協議初会合

利用者が減少しているJR吾妻線長野原草津口駅・大前駅間の地域の交通体系のあり方について、JR東日本高崎支社と群馬県、長野原町、嬬恋村で協議する初めての会議が23日、長野原町役場で開かれました。

会議はJR側の呼びかけで開かれたもので、吾妻線の現状説明や今後の進め方の話し合いが行われ、乗客のおよそ8割を占める高校生の通学について実態調査を行うことで合意しました。
長野原町、嬬恋村に住む高校生と2町村の学校に通学する高校生、およびその家族に鉄道や車の利用状況を調査し、交通のあり方を検討する材料にします。夏休み前の実施を目指します。

会議後、長野原町の担当者は会議での議論は地域の活性化に結びつくものと考えていると話し、嬬恋村の担当者は第一の希望は村内吾妻線の存続だとしたうえで、利用者の利便性が向上する交通体系を検討していきたいとしました。
また、座長をつとめる前橋工科大学の吉田樹特任教授は、重要な判断をこのメンバーだけで行うつもりはないと話し、会議はデータに基づいて事実を積み上げ、法定協議会などの次のステップへ入った時の判断材料を提供する場としました。

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