群馬県の宇留賀前副知事の再任問題めぐり県内首長の反応さまざま

群馬県の宇留賀敬一前副知事の再任をめざす山本一太知事は24日、自民党の同意が見通せないことから県議会への提案を見送りましたが、これに対して県内の首長の反応はさまざまです。

前橋市の小川晶市長は29日の定例記者会見で「県の人事のことなので何かいうべきものではない」と述べ、県議会に判断を委ねる姿勢を示しました。一方、高崎市の富岡賢治市長は28日の定例記者会見で宇留賀前副知事を評価し、「彼がもし外れたら10年くらい群馬県の刷新が遅れる。高崎市にとっても大変痛いことになる」と続投を望む考えを示しました。

逆に、太田市の清水聖義市長は24日の記者会見で、「副知事のことで知事と議会がごちゃごちゃになって県政が停滞してしまうのは最悪」と話し、「宇留賀さんが辞退するのが一番上手く行く」としました。副知事人事について、山本知事は自民党や県議会と話し合い、6月17日までの会期中に宇留賀前副知事の再任を求める人事案を県議会に提出するとしています。

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