前橋市議会 小川市長が提案した「多選自粛条例案」を賛成少数で否決 小川市長「厳粛に受け止めたい」

前橋市議会は30日本会議を開き、小川晶市長が提案した多選自粛条例案を賛成少数で否決しました。

条例案は、市長の在任期間を連続3期12年までとすることを努力義務としました。これに対し本会議で反対討論した須賀博史議員は「有権者の選択肢を制限すべきでない」「多選自粛条例は市長の個人的な思いによるもので未来永劫条例として制定されるのは合理的ではない」と主張しました。賛成討論する議員はいませんでした。その後採決が行われ、賛成4、反対29の賛成少数で否決しました。小川市長は今年2月の市長選挙で「多選の禁止」を公約に掲げて初当選しました。小川市長は市議会本会議後報道陣の取材に応じ、「議会の皆さんが熱心に議論していただいた結果なので厳粛に受け止めたい」と話し、再提案については「現状ではまったく白紙」としました。一方、市長就任後初の予算編成となった本年度一般会計予算案は全会一致で可決されました。

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