３１日未明、安中市で住宅にクマが侵入して２人が大けがをしましたが、家の脇に設置されていたミツバチの巣箱がクマ出没の原因とみられることが分かりました。
被害が発生したのは、安中市松井田町土塩のパート従業員の男性７４歳の家です。
安中警察署によりますと、３１日午前０時２０分頃、男性が屋外の物音に気づいて掃き出し窓を開けるとクマが入って来て、男性と７２歳の妻が襲われて頭や手に大けがをしました。
クマは体長およそ１メートルで、捕獲されていません。
一方、安中市によりますと、男性の家の脇には鉄製の柵に囲まれたミツバチの巣箱が設置されていて、クマに荒らされた形跡がありました。市は、ミツバチの巣箱がクマ出没の原因とみて、ミツバチの飼育には届け出義務があることを周知し、人家周辺には巣箱を設置しないよう呼びかけるチラシを作り注意を呼びかけました。
