安中市長が知事にクマ対策求める要望書提出

安中市内の住宅に5月31日未明、クマが侵入し、この家に住む70代の夫婦が大けがをしたことをうけ、安中市の岩井均市長は3日、群馬県の山本一太知事にクマ被害対策を求める緊急要望書を手渡しました。

要望は5項目にわたります。とくに今回のクマ出没は、家の脇に設置されたミツバチの巣箱が原因とみられていますが、ミツバチ飼育について県に届け出が必要なことが周知されていなかったり、住宅地周辺に飼育箱を設置するとトラブルが起きやすいことから、県の対応を求めました。また、ぐんま緑の県民税を活用した罠整備など支援メニューの創設、クマ出没時の対応マニュアルの整備などを求めました。岩井市長は「ほかの地域でも被害が起きる可能性がある。県としての対策をしっかりとってもらいたい」と要望しました。山本知事は「クマ対策についてはすでに取り組んでいるものもあるが、ミツバチの巣箱がクマを呼びよせることは想定していなかったので、どんな対応ができるか考えたい」と応じました。

 

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