桐生市の生活保護費問題めぐり群馬県が特別監査 市の対応を不適切と認める 申請権侵害疑いの事例も多数

桐生市の生活保護費問題について特別監査を行っていた群馬県は21日、市の不適切な対応を認めるとともに申請権の侵害が疑われる事例が多数あったとする監査結果を発表しました。

県地域福祉課によりますと、不適切な対応は、既に市が公表している生活保護費を一括で満額支給せずに分割支給した事実や、職員が受給者から印鑑を預かって受領の書類に押印していた事実の他にも、支給日とは異なる日付の記載が行われていたことなども分かりました。また、生活保護申請の条件を誤認させるような対応など申請権の侵害が疑われる事実が数多くあったということです。県は桐生市に監査結果を通知し、面接相談から保護廃止に至るまで要保護者の権利を尊重した対応を徹底することや、必要な規定の整備、内部けん制機能の強化などの是正改善を指示しました。8月末までに改善報告書を提出するよう求めています。

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