6月短観 3期連続プラス

日本銀行前橋支店は1日、群馬県の6月の短観=企業短期経済観測調査の結果を発表し、企業の景況感を示す業況判断DIは9で、前回3月の調査から7ポイント上昇しました。プラス判断は3期9カ月)連続です。

業況判断DIは業況が良いとする企業から悪いとする企業の割合を差し引いたものです。産業別の業況判断DIは製造業が11ポイントと大幅に改善してプラス1になりました。製造業がプラスになるのは3年ぶりです。非製造業が1ポイント改善して17と、ほぼ横ばいでした。製造業は食料品で値上げによって収益が改善し、大幅なプラスとなったほか、半導体需要の持ち直しによって電気機械や化学でプラスとなりました。日銀前橋支店の肥後秀明支店長は「県内経済において製造業の占めるウエイトは大きく、製造業の業況が改善したことは好材料と受け止めている。」とした一方、「仕入価格の上昇などはリスクになるため、県内景気に与える影響を注視したい。」としています。

タイトルとURLをコピーしました