群馬大学・宇都宮大学 ARで複数人のアバターと一緒に運動することでオキシトシン増加が高まるとする研究結果を発表 

拡張現実=AR空間内で複数人のアバターと一緒に自転車運動を行うことで、抑うつ気分の低減や「幸せホルモン」オキシトシンの分泌が高まるとする研究結果を、群馬大学共同教育学部の島孟留准教授らの研究グループが発表しました。

島准教授らは14人の健康な大学生を対象に「運動なし」「1人で自転車運動をする」「拡張現実=AR空間内で他のアバター10人と一緒に自転車で走る映像をみながら自転車運動をする」という3つの条件で実験を行いました。その結果、ARを使って複数人で自転車運動をした場合のみ抑うつ気分の低減や唾液中のオキシトシンの増加を確認したということです。群馬大学によりますとこれまでAR技術を使った運動を複数人で行うことによる心理的な健康への影響は明らかになっていませんでした。研究は群馬大学と宇都宮大学が共同で行ったもので、今後この研究を足がかりに孤独を解消させる運動の開発などが期待されるということです。

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