高崎市、嬬恋村「文化財保存活用地域計画」に認定 群馬県内からは初

地域の文化財を守り、活用していくための基盤計画「文化財保存活用地域計画」に群馬県内で初めて、高崎市と嬬恋村が認定をうけました。19日、国の文化審議会の答申を経て、文化庁長官の認定を受けました。「文化財保存活用地域計画」に認定されると、市や村の「総合計画」に文化財も組み込むようになり、文化財を守り活用するための長期的な事業が進めやすくなります。

高崎市は、古墳や上野三碑が市内に点在することなどを特徴と捉え、東国屈指の歴史文化資産の価値や魅力を広めて未来へ繋げることを基本理念としました。一方、嬬恋村は、噴火を繰り返す浅間山との共生の歴史や、キャベツ畑の景観などを特徴と捉え、それらを「守り、伝え、育てる」ことを基本理念としました。それぞれ基本理念に沿った施策を実施していくことになります。

また、19日の文化審議会では、桐生市錦町にある「日本基督教団 桐生教会 教会堂」の登録有形文化財への登録も答申されました。県文化財保護課によりますと「日本基督教団 桐生教会 教会堂」は桐生市内で現存する最も古い教会建築です。華美な装飾を抑えた、慎ましやかで荘厳な礼拝空間がつくり出されていて、教会や信徒によって長年大切にされてきました。県内での登録有形文化財・建造物の登録は344件となります。

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