群馬県の財務会計システム不具合 外部講師謝礼等で控除漏れ新たに57件判明


群馬県が今年度導入した財務会計システムに不具合が生じている問題で、県は25日、外部講師の謝礼などで本来すべき控除をせず、誤って多く支払っていた事例が新たに57件判明したと明らかにしました。

県会計管理課によりますと今年5月から7月にかけて外部講師への謝礼や不動産鑑定委託料などあわせて57件・44人に対し、源泉所得税を控除せずあわせておよそ19万3000円を誤って多く支払っていました。原因は支払いデータを作成する際のプログラムミスで、プログラムの問題部分は既に改修したということです。県では該当者に連絡とお詫びをして多く支払った分の返納を求めます。

県は今月12日、今年度から導入した新たな財務会計システムに不具合が生じ決算の集計が遅れたほか、県民や事業者への支払の遅延や二重払い控除漏れなどのミスが10件あったと発表していました。遅れていた前年度決算額の確認については25日に完了したということです。県ではシステムを委託している桐生市の両毛システムズと協力し、原因究明や不具合解消に努めるとしています。

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