株取引トラブル装った電話受け 伊勢崎市の60代男性が1億円以上だまし取られる 特殊詐欺被害額で2020年以降最高額

株取引のトラブルを装った電話をうけ伊勢崎市にすむ60代の男性が1億円以上をだまし取られました。県警によりますと特殊詐欺の被害額では2020年以降で最高額とみられ詐欺事件として捜査しています。

伊勢崎署によりますと今年3月20日から5月13日にかけ、伊勢崎市内の68歳の男性派遣社員に金融機関職員を名乗る人物から「あなたに大手製薬会社の株購入の権利がある。権利を譲って欲しい」などと電話があり承諾すると、その後、大手製薬会社従業員や警察官を名乗る人物から、「今回の取引はインサイダー取引になる。預金を全部調べる必要がある。シロだと証明されれば返金になる」などとうその内容の電話がありました。

男性は相手の指示通り指定された口座などに11回にわたり、あわせて現金1億93万7190円を振り込み、だまし取られました。その後、現金が戻らず相手と連絡が取れなくなり騙されたことに気づいたということです。

警察では実在する企業名などを出して株取引に関するトラブルなどを装い資金を要求するのは、特殊詐欺の典型的な手口として、家族や警察に相談するよう注意を呼びかけています。

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