群馬県内企業の約1割がカスハラ被害「ある」と回答 帝国データバンク調査

顧客からの理不尽なクレームや要求=カスタマーハラスメントに関する調査で、群馬県内企業のおよそ1割が被害を受けたことがあると回答したことが分かりました。

帝国データバンク群馬支店が今年6月県内企業に調査を行い182社が回答しました。それによりますと直近1年間にカスハラなどを受けたことが「ある」と回答した企業は11.5%でした。業界別では「小売」が30%でトップ、ついで金融、建設、サービスなどと続き、個人との取引が多い業界で割合が高くなりました。「コストダウンに協力しないと他社に発注すると脅された」「威圧的な言動や感情に任せた指示を受けたことがある」などの事例があったということです。一方、およそ7割の企業はカスハラを受けたことが「ない」と回答しました。

対応策では、電話に録音機能をつけるなど「顧客対応の記録」が22%でトップ、ついでカスハラを容認しない企業方針策定、サポート体制構築などが続きました。帝国データバンク群馬支店では、企業は働きやすい環境や円滑な商取引の為カスハラなどへの対策を整える必要があるとしています。

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