上武道路3人死亡の事故で、トラック運転手を逮捕 飲酒の疑い

今年5月、伊勢崎市の国道17号上武道路でトラックが乗用車2台と衝突して3人が死亡するなどした事故で、トラックの運転手が飲酒していたとみられることがわかり、群馬県警は20日、運転手の男を危険運転致死傷の疑いで逮捕しました。

逮捕されたのは、吉岡町下野田の会社員の男69歳です。事故の後、容疑者は入院していて、退院を待って逮捕しました。
県警交通指導課によりますと、容疑者の血液から基準値を超えるアルコールが検出され、また、トラックのドライブレコーダーにより事故直前に急加速や急ハンドルの異常な運転が行われていたことが分かりました。県警は、容疑者が飲酒の影響で正常な運転が困難な状況だったと判断しました。ただ、当日勤め先で行われた運行前のチェックではアルコールは検出されておらず、飲酒の状況を捜査します。
一方、容疑者は県警の調べに対し、「事故を起こしたことは間違いないが、詳しくは覚えていない」と話し、容疑を一部否認しているということです。

事故は、5月6日午後4時頃、伊勢崎市境上矢島の国道17号上武道路で、容疑者が運転するトラックが中央分離帯を乗り越えて対向車線にはみ出して、乗用車2台と衝突しました。乗用車を運転していた前橋市樋越町の男性会社員当時26歳と乗り合わせていた2歳の息子、53歳の父親のあわせて3人が死亡し、もう1台の乗用車の女性が軽傷を負いました。

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