群馬県内の2023年度の野生鳥獣による農林業の被害額・捕獲総数 いずれも前の年度よりも増加

群馬県内の2023年度の野生鳥獣による農林業の被害額と捕獲総数が、いずれも前の年度より増加したことが分かりました。

県が28日発表した速報値によりますと、昨年度の野生鳥獣による農業、林業の被害額はあわせておよそ5億5千万円で、前の年度より9パーセント増加しました。吾妻地域でニホンジカによる高原野菜の被害が増えたことが要因とみられています。一方、捕獲した野生鳥獣は2万520頭で、前の年度よりも6パーセント増加しました。ニホンジカがおよそ1万3千頭でもっとも多く、次いでイノシシ、ニホンザルと続いています。イノシシは前の年度よりも捕獲数が増加していて、捕獲を強化したことや、豚熱感染で一時的に減っていた生息数が回復したことが要因とみられます。県では引き続き「捕る」「守る」「知る」の各種対策について取り組んでいくとしています。

タイトルとURLをコピーしました