群馬大学は13日、来年春から大学院に新たな研究科を設置すると発表しました。新設するのは、食の視点から環境・社会・人の健康を目指す食健康科学研究科の修士課程です。食健康科学の大学院は国内で初めてです。
群馬大学は、県内で農畜産業、食品製造業が盛んである中、医学部があるという大学の特色をいかした人材育成を行おうと2017年に食健康科学教育研究センターを設置、食に関する産業の振興や健康増進に向けた研究を進めてきました。医科学、保健学、理工学を横断的に学び、生分解性プラスチックの開発による海洋生態系の保全や、就労女性の疾病予防、腸内細菌の解析を用いた食品による生活習慣病予防などにより、環境・社会・人の健康を推進します。
11月に願書を受け付け、12月に入学試験を行います。募集人数は40人です。社会人の入学を支援するため長期履修制度を設け、最長4年間での履修を可能にします。