前橋市内の小学校で、賞味期限から5年以上経過した備蓄食品を児童に配布するミスがあったと市が18日発表しました。
前橋市防災危機管理課によりますと17日前橋市富士見町の白川小学校で職員が防災教育の授業を行い、4年生の児童12人に備蓄食品のクラッカーを配布しました。その後小学校の職員からクラッカーの賞味期限が切れていると連絡があり、発覚しました。賞味期限は2019年の1月で、これまでに4世帯の家庭がクラッカーを食べましたが今のところ体調不良を訴えた人は確認されていません。廃棄予定として保管していたクラッカーを市の職員が気づかず誤って持ち出したことが原因とみられます。前橋市は保護者に向けて食べずに学校に戻すよう連絡したほか、お詫びの文書を送りました。今後は再発防止策として配布の際、複数人で賞味期限を確認するとしています。
防災教育では地震体験車で児童に揺れを体験してもらうなどの授業を行っていて、クラッカーはその際に配られたものでした。