医師確保対策で群馬県が修学資金を貸与する「医学部地域枠」入学定員を増加へ 群大に加え都内3私大にも地域枠新設

医師確保を目的に群馬県が大学医学部の修学資金を貸与して県内の特定病院で一定期間働くと返済を免除する「医学部地域枠」の入学定員について、県は来年度、現状の18人から27人に増やす方針を明らかにしました。

来年4月の入学者を対象に群大医学部の地域枠の定員を18人から23人に増員するほか、新たに東京都内の東京医科大学と杏林大学、帝京大学にもあわせて4人の 「地域枠」を新設します。

「地域枠」の入学者には群大の場合、月額10万円か15万円と入学料相当額、都内3つの私大では月額25万円が貸与されます。卒業後、群馬県内の特定病院で10年間 臨床研修や診療に従事するなど一定条件を満たすと返済が免除されます。

群馬県の2022年末時点の医師数は4604人で増加傾向ですが、去年11月発表の人口10万人あたりの医師数を元にした医師偏在指標でみると、群馬県は全国37位で医師が少ない県となっています。

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