群馬県 職員のカスハラ対策で電話の録音や名札表記の変更を導入

顧客などから理不尽なクレームや要求を受けるカスタマーハラスメントの対策として、群馬県は9月から電話の録音や名札表記の変更を導入しました。25日の県議会 本会議で下山正総務部長が明らかにしました。

電話の録音は県庁内のすべての課が対象で、全体の4割に当たる38の課などが導入を希望し、ダイヤルイン141回線と、代表電話に導入しました。通話開始前の自動アナウンスで録音する場合があることを伝え、カスハラの恐れがある場合、職員は通話を録音することができます。また、名札表記の変更は、フルネームから名字のみに改めました。一方、山本一太知事は本会議でカスハラ対策について「労働者保護や人材確保の点でも労使が力を合わせて取り組むべき課題」と話し、カスハラ防止条例の早期制定を目指す考えを改めて示しました。

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