日本銀行前橋支店は1日、群馬県の9月の短観=企業短期経済観測調査の結果を発表し、企業の景況感を示す業況判断DIは10で、前回6月の調査から1ポイント上昇しました。プラスの判断は4期連続です。
業況判断DIは業況が良いとする企業から悪いとする企業の割合を差し引いたものです。産業別の業況判断DIは製造業が1ポイント改善して2、非製造業は3ポイント改善して20でした。製造業は自動車でアメリカを中心に車の販売が好調でプラスに寄与しました。非製造業は企業の設備投資需要が好調で卸・小売でプラス幅が拡大しました。日銀前橋支店の宮将史支店長は「今後も需要増加を展望した前向きな動きが県内の景気を牽引することを期待する」とした一方で、「物価上昇が企業の収益に与える影響の実態把握に努める」としています。