群馬テレビが「未来構想」発表 新体制で「第2の開局」に向け取り組む


群馬テレビは今後のあり方を示す「未来構想」を3日発表しました。視聴率低下や広告収入減少などへの対応が必要として、有識者など5人からなる構想策定検討委員会を設けて社員の意見などを踏まえ策定しました。

構想では来年4月を「第2の開局」と位置づけて番組改編や記念イベントなどを行うほか、収益構造見直しや新しいメディアネットワーク構築など7つの基本方針を掲げています。また「報道」と「行政と連携した番組制作」についての基本方針を新たに定め、正確迅速な報道に努めることや自治体と連携した番組制作などに取り組むとしています。中川紳一郎社長は記者会見で「県民に愛されるテレビ局に生まれ変わりたい」と述べました。

群馬テレビでは去年10月、人事に不当な配置転換などがあったとして、労働組合が県労働委員会に救済を申し立てるなどの混乱がありました。その後、前社長が解任されて中川社長が就任し、経営改革や信頼回復に取り組む姿勢を示していました。

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