群馬県人事委員会は9日県職員の月給とボーナスの引き上げを県議会と山本知事に勧告しました。引き上げの勧告率は2.37%で、32年ぶりとなる高水準のベースアップとなります。近年は勧告なしや、1パーセント未満の引き上げ勧告が続いていました。
県人事委員会は2024年4月分の県職員と民間の給与を調べたところ、月給・ボーナスともに民間が上回ったため月給の2.37%引き上げと、ボーナス支給月数を0・1ヶ月引き上げ年間4・6ヶ月にすることを勧告しました。引き上げ額は月額最大で2万6300円です。勧告通り改定されると県職員の平均年収は一般行政職・平均年齢42・9歳で634万2千円となり、勧告前より18万7千円増加します。また給与制度を見直し、初任給や若年層の月給の大幅引き上げや地域手当の引き上げ、配偶者への手当廃止、子どもへの手当増額などを盛り込んでいます。