JR前橋駅と群馬県庁を結ぶ国道・県道・市道あわせておよそ1・5キロメートルを公共交通と人中心の道路空間に変えて賑わいを創出しようと、県が空間デザインのコンペを企画し、24日から募集を開始しました。最優秀作品の賞金は2,500万円で国内外から応募を受け付けます。
県は当初、今年3月に募集を開始する予定でしたが、県議会から地元の意見を取り入れて欲しいなどの要望があり、延期していました。再検討の結果、募集要項に国道50号・本町二丁目五差路交差点が平面十字路に改良されることを前提にすることや、事業費の上限を70億円とすることを追加しました。技術革新など2040年を見据えた提案を募集します。11月22日まで参加登録を受け付け、12月13日に提案を締め切ります。専門家や行政などによる委員会で審査し、来年3月下旬に最終審査の結果を発表します。
県によりますと、2,500万円の賞金額は国内最大です。山本一太知事は記者会見で「これだけのものを用意するから一流のものが集まる。この投資はより大きなものとなって返ってくると確信している」と意気込みを語りました。