前橋市とJA前橋が「脱プラスチック・脱メタン宣言」 マイクロプラスチック減らし環境に配慮した農業目指す

マイクロプラスチックを減らすなどの環境に配慮した農業を推進しようと、前橋市とJA前橋は25日、「脱プラスチック・脱メタン宣言」を行いました。

細かいプラスチックのごみ=マイクロプラスチックによる海洋汚染が問題になっていますが、農業でも生産資材としてプラスチックを使用しています。中でも化学肥料のコーティングに使われているプラスチックは、水田から流出して生態系に影響を与える懸念があります。市とJAはマイクロプラスチックの削減に向けて情報発信や実態調査を行うとともに、水田の取水口などに設置する捕集ネットを配布してマイクロプラスチックの流出を減らします。また、水稲の栽培では温室効果ガスのメタンガスが発生します。出穂前に水田の水をぬいて乾かす「中干し」によりガスの発生が抑えられることから、中干しの期間延長を推進します。JA前橋の矢端幹男代表理事組合長は「自然とともにある産業が自然に悪いことをしている感じがあった。今回の宣言で脱プラスチック・脱メタンガスを推進していきたい」と話しました。

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