老朽化などを理由に来年4月から休館する前橋市のベイシア文化ホール=群馬県民会館について、群馬県の山本一太知事は19日の定例記者会見で、前橋市の小川晶市長と18日に意見を交わしたと明らかにしました。
小川市長からは「県の判断を尊重する」と前置きがあったうえで、「県民会館は、県の文化行政を進める上で必要な県有施設だと思う。県が改修して県民のために使って頂くのが望ましい」との発言があったということです。
これに対し山本知事は「前橋市の意向を判断材料の1つとして存廃を判断する」とした上で、「存続の場合は、前橋市からも相当な関与が無ければ難しい」と伝えたと言うことです。その上で「現時点で最終判断はしていない」と話しました。
県民会館は今年度末まで大ホールの利用などに限定して運用し、来年4月から休館して指定管理者を置かず県が直接、維持管理を行うとしています。