長野原町が、非認知能力育成や英語教育に力をいれる株式会社立の学校開校にむけて、教育特区の認定を受けました。群馬県の山本一太知事と長野原町の萩原睦男町長が合同記者会見で19日、明らかにしました。
学校名は仮称「きたかる森のインター」で、旧北軽井沢小学校の跡地を活用し2026年4月に開校予定です。県内での株式会社立の学校開校は玉村町のフェリーチェ玉村国際小学校に続き2例目です。運営は神奈川県相模原市のLCA国際小学校などを運営する株式会社エデューレエルシーエーが行います。
6学年の小学校に3歳~5歳児のプリスクールを併設し、およそ140人規模の学校とする計画で、日本語と英語の2カ国語での指導によるアクティブイマージョン教育や、非認知能力の育成に力をいれます。また長野原町について学ぶ「ふるさと科」や、個々の特性や才能を伸ばす「生き方科」など独自の授業科目も設ける方針です。将来的には中学・高校の設置も視野に地域のコミュニティー拠点とする狙いで、町では地域の教育力向上や教育移住の増加などを期待しています。
長野原町の萩原町長は「将来をたくましく生き抜く子ども達を育てる町として先進的なモデルとなる様、礎を築いてまいりたい」と話しました。群馬県の山本知事は「移住促進の観点でも長野原の取り組みに注目ししっかり連携していきたい」と話しました。