タクシーやバスの運行を手がける上信ハイヤーの労働組合が、賃金の改善などを求めて12月末に実施予告していたストライキが中止されることが23日わかりました。
月あたりの休日を1日増やし年間95日にする提案を会社側が示し、労働組合がこの提案を受け入れたためとしています。提案は21日付けで労働組合側に書面送付され、組合は23日、書面を確認し、提案を受け入れてストを中止すると会社側の弁護士に伝えたということです。上信ハイヤー労働組合の田端委員長は「公共交通でのストには乗客から心配の声も上がっていたが、回避できて本当に良かった。ストライキを掲げなければ今回のような結果を勝ちとることはできなかった。」とコメントしています。一方、上信ハイヤーの代理人弁護士は、「組合と腹を割って協議し、無事に妥結でき安堵している。今後は労使で利用者の皆様を第一に頑張っていくので、安心してサービスを利用していただきたい。」とコメントしています。