障害者福祉施設の職員などによる2023年度の障害者虐待の相談や届出などの件数は統計開始以来2番目に多かったことが群馬県のまとめで分かりました。
相談、通報、届出の件数は88件で過去最多となった前年度の112件より減少しましたが、高止まりしています。このうち15件では実際に虐待が認められました。事案別では「身体的虐待」が11件で最も多く、次いで「心理的虐待」が4件、財産を不当に処分したり得たりする経済的虐待が2件などとなっています。グループホームや放課後等デイサービス、障害者支援施設などで、生活支援員や管理者、指導員などが虐待したケースが目立ちました。県障害政策課は相談や届出などの件数が高止まりしている理由について、「研修などを通して虐待の認識が広まり届出件数が増えた可能性があるとしています