保険医療局の職員などを装った人物からの電話で前橋市の60代の女性が1080万円分の暗号資産をだまし取られる被害に遭いました。警察で詐欺事件として調べています。
前橋警察署によりますと2024年9月24日昼頃、前橋市の61歳の女性の自宅に保険医療局職員や警察官を名乗る人物から「あなた名義の保険証で睡眠薬が通常の倍以上の量処方されている。あなたの口座がマネーロンダリングに使われている可能性があり、今持っているお金の札番号を調べる必要がある」などと電話がありました。女性は相手の指示に従って暗号資産を購入し、指定された送付先にあわせて1080万円分の暗号資産を送付し、だまし取られました。10月末に女性がインターネットで同様の詐欺手口を知ったことでだまされたことに気づき、警察に届け出ました。
群馬県警は、警察官などを装って現金を用意させるのは典型的な詐欺の手口で、電話を受けた際は最寄りの警察署に確認するよう注意を呼びかけています。