第38回高崎映画祭 最優秀作品賞は「箱男」

高崎映画祭委員会提供

第38回高崎映画祭の受賞者が8日発表され、最優秀作品賞に石井岳龍監督の「箱男(はこおとこ)」が選ばれました。

安部公房の代表作の小説を原作にした映画で、段ボール箱を被り、世の中を覗き見る「箱男」の物語です。27年前にクランクイン前日に頓挫して幻の企画となった経緯を乗り越えて製作された作品で、映画の浪漫に満ちあふれた渾身作と賞賛されました。
このほか、最優秀主演俳優賞に「愛に乱暴」の江口のりこさん、「辰巳」の遠藤雄弥さんが選ばれるなどしました。
第38回高崎映画祭は3月20日から30日まで高崎芸術劇場など市内3会場で開催され、授賞式は3月23日に高崎芸術劇場・大劇場で行われます。チケットの販売方法や全上映作品は2月中旬に発表予定です。

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