群馬県のマスコットぐんまちゃんの活躍の場を増やそうと、県は民間企業などからぐんまちゃんを活用した新たな事業の募集を9日から始めました。
去年活動30周年を迎えたぐんまちゃんの次の節目となる40周年に向けて、国内外での知名度や人気向上をはかり県が保有するぐんまちゃんの知的財産=IPを活用したビジネスに取り組む方針です。原則2年以内に実現可能な事業を対象に2月21日まで募集を受け付け、プレゼンによる企画提案会を経て3月下旬に採択事業を公表予定です。
県では飲食や教育、宿泊などぐんまちゃんを活用した空間づくりや、アプリやゲーム、ツアー、イベントなどの複合的な事業を想定していて、企業側がアイデアや技術、事業費を出し、県はイラストの提供や世界観の監修、ぐんまちゃんの派遣などに応じます。
山本一太知事は「IPビジネスの可能性は大きい。ぐんまちゃんがブレイクしたら莫大な富を県にもたらす。経済活性化につながる」などと期待を述べました。
県ではこれまでも食品や文房具などの「物」にぐんまちゃんの活用希望があれば、利用許諾やコラボレーションで対応していましたが、今回の事業で「物」以外にもぐんまちゃんの活用を進める狙いです。