中小企業の賃金引き上げを後押しするため、群馬県は仮称「ぐんま賃上げ促進支援金」を設立すると発表しました。
群馬県内に本社や事業所を置く中小企業を対象に、今年4月以降一定以上の賃上げをした場合、従業員1人あたり5万円、1事業所につき最大20人分、100万円まで支援する方針です。支援対象となる賃上げ率は「5%以上」を軸に検討しています。
財源は国の物価高騰対策の臨時交付金を活用し、新年度予算案に盛り込みます。詳細は県議会での議論を経て決定します。県は市町村と連携した支援も検討しています。
山本一太知事は「物価高騰に対して、今後も持続的な賃上げが重要」として、「企業の皆さんに、県が賃上げに本気で取り組もうとしていることを検討材料にして欲しい」などと話しました。