群馬大学が開発した土壌改良材を使って生産された上質の米が、ブランド米「ぐっどまい」として草津温泉の旅館で提供され始めました。開発を手がけた群馬大学の板橋英之教授は「群馬県の新しいブランド米として、草津温泉を起点に世界に発信していきたい」と話しています。
「ぐっどまい」は、群馬大学が開発した土壌改良材「GUDアグリ」を使って沼田市薄根町の棚田で生産されたコシヒカリで、おいしさの指標となる食味スコアが85点以上の極上米をブランド化しました。土壌改良材は植物が有害な重金属を吸収するのを防ぐために開発したもので、「ぐっどまい」は体に悪影響を与えるカドミウムや水銀の濃度が通常の米よりも低い特徴があります。
草津温泉の旅館「草津館」で昨年末から宿泊客へ食事で提供が始まり、好評で「おかわり」が増えているということです。「ぐっどまい」は、来月から沼田市内のスーパーや直売所での販売も予定されています。