群馬県立女子大学などを運営する県公立大学法人は22日、経費の支払い業務でミスがあり、228件あわせておよそ3500万円を誤って二重に支払っていたと発表しました。
それによりますと、20日、教職員の出張旅費や共済組合への社会保険料などをネットバンキングでそれぞれの口座に振り込む際に、誤って二重に振込処理を行いました。金融機関から「同じデータが2件処理されている」と連絡があり、ミスが発覚しました。振込のデータ処理を行った職員が作業を一度中断して再開した際に処理状況を間違えて二重になったことに加え、振込の実行前に承認を行う役割の上司が確認を怠ったため誤ったデータのまま処理されました。
県公立大学法人は二重に振り込んだ相手に説明と謝罪を行い、返金を求めました。返金は振込手数料を差し引いた額を振り込んでもらう予定で、最大で18万円弱の損失が見込まれています。
県公立大学法人は複数の職員によるチェックを行い、再発防止に努めるとしています。