老朽化などで4月から利用を停止するベイシア文化ホール=群馬県民会館の今後を検討するため、県が県民に行ったアンケート結果が23日発表されました。WEB調査を先月(12月)行い人口構成比で地域、年齢、性別を分けた996人から回答を得ました。
施設の必要性を問う質問では「必要」「どちらかといえば必要」という回答があわせて全体の半数を占めた一方、改修費用に50億円以上が必要などの情報を提示後に改めて必要性を問うと、必要性を認めない回答がおよそ5割となり必要性を認める回答は3割台に減りました。
地域別では中毛地域で必要性を認める回答が目立ち、北毛地域では「関心がない」という回答が多くなりました。また施設の認知度はおよそ8割が「知っている」と回答した一方で直近10年以内に利用したという回答は全体のおよそ3割でした。自由記述では存続意見が167件で最多、ついで廃止意見151件、建て替え50件などと続きました。
山本知事は「県議会や前橋市などの意見を踏まえ、丁寧に検討をすすめたい」と話し、県では最終判断にむけて専門家からの意見聴取も行う方針です。