前橋市内の養豚場で豚熱の感染確認 約4800頭の殺処分を開始

前橋市内の養豚場でCSF=豚熱の感染が確認され、県は23日夜から豚およそ4800頭の殺処分を開始しました。群馬県内での豚熱確認は2022年9月に板倉町で発生して以来およそ2年4ヶ月ぶりです。

県農政課によりますと22日夕方、前橋市内の養豚場から「調子が悪い豚がいる」と通報があり、県の検査で豚熱感染が疑われ、23日に国の確定検査で感染が確認されました。この養豚場では豚およそ4800頭を飼育しており、県は殺処分や埋却、農場や付近の消毒など防疫措置を行います。殺処分は来月1日までに終わる見通しで、全ての防疫措置が完了するのは来月5日の見込みです。

県内の養豚場ではワクチン接種を行っているため移動制限や搬出制限は行われません。県では豚熱は人に感染せず、感染した豚肉は市場に出回らないことへの理解を呼びかけています。

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