県立学校で個人情報が漏えいするミスが、1月10日から21日にかけて相次いで4件発生しました。県教育委員会によりますと、漏えいがあったのは、前橋女子高校、しろがね特別支援学校、前橋清陵高校、聾学校の4校です。
このうち、前橋女子高校では、今月10日、校内で教員と生徒が情報共有のために利用しているクラウドサービスに、小テストの日程などに関するファイルをアップロードする際、誤って、卒業生275人の氏名やテストの得点、順位などが入ったファイルをアップロードしました。ファイルを見た生徒が指摘して発覚し、およそ15分後にデータを削除しました。学校は、卒業生と保護者に文書で説明し謝罪しました。
一方、しろがね特別支援学校では、情報共有アプリの設定ミスで、生徒の情報を含む教員間のやりとりが全ての県立学校の教職員・生徒に閲覧可能になっていました。このほか、前橋清陵高校、聾学校ではクラウドサービスや電子メールの操作ミスで、メールアドレスなどの個人情報が漏えいしました。
相次ぐミスを受けて県教育委員会は23日、臨時校長会を開き、個人情報の適切な取扱いの
徹底を指示しました。