仕事を求める人1人に対する求人数を示す群馬県の去年1年間の平均の有効求人倍率は1.35倍で、前の年を0.07ポイント下回って2年連続で低下しました。
求人の減少が要因で、新規求人数は全ての産業で軒並み減少しました。厚生労働省群馬労働局によりますと、原材料費や光熱費の高騰のほか、最低賃金の引き上げやこれに伴う賃上げなどにより、求人を控える動きが多く見られたということです。
一方、同時に発表された去年12月の群馬県の有効求人倍率は1.34倍で、前の月を0.01ポイント下回りました。群馬労働局は、県内の雇用情勢は持ち直しの動きにやや弱さがみられ、物価上昇などの影響に十分注意していく必要があるとしています。