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群馬県の2025年度一般会計当初予算案が4日発表され、総額は8078億円で24年度当初予算を262億円上回りました。比較可能な2008年度以降で3番目の規模で、コロナ対策関係予算を除いて比べると最大です。
企業業績が好調なことなどから過去最高となる2780億円の県税収入を見込みました。一方、借金にあたる県債発行額は473億円に抑制しました。4年連続の減少です。
山本一太知事は記者会見で「今まで財政健全化に力を注がなければならなかったが、投資に回せるようになった」と説明し、こどもまんなか政策の推進と新産業創出の加速に特に力を入れたとしました。こどもまんなか政策の推進では、新生児の先天性代謝異常等検査の助成拡大や、1歳児4人に保育士1人を配置し非認知能力の育成などを行う保育所への補助などを盛り込みました。また、新産業の創出では特にデジタルクリエイティブ人材の育成に力を入れ、大学生世代以上を対象にした新たな人材育成機関の構想策定などを行います。
予算案は今月17日に招集する県議会第一回定例会に提案します。