群馬県の防災ヘリコプターが2018年に中之条町で墜落し9人が死亡した事故の遺族らが13日、山本一太知事と面会し意見を交わしました。
参加したのは遺族会の5家族6人で、複数の遺族が、事故機の機体の一部を県庁など多くの人が訪れる場所に展示して欲しいと要望しました。また事故後の県の様々な対応や慰霊碑・慰霊登山道の整備について、「遺族の声が活かされていない」「もう少し 子どもを失った親の気持ちになってくれれば」などの不満の声が相次ぎました。
山本知事は「遺族の方々の感情を傷つけることになっていたら申し訳なかった」と話し、事故機の一部展示については「しっかり受け止めて検討したい」として、県庁本庁舎での展示は難しいとしながらも場所などを遺族と相談して検討する考えを示しました。