前橋市内の養豚場で豚熱確認 今年2例目 約8700頭殺処分へ

前橋市内の養豚場で21日、CSF=豚熱の感染が確認され、県は豚およそ8700頭の殺処分を開始しました。群馬県内の養豚場での豚熱確認は1月に前橋市内の養豚場で発生したのに続いて11例目、今年入ってからは2例目です。今回の養豚場は前回10例目の養豚場とおよそ10キロメートル離れていて、県は2つの感染に関連はないとみています。

県農政課によりますと20日午後、前橋市内の養豚場から死亡する豚が増加していると通報があり、県の検査で豚熱感染が疑われ、21日夜、国の確定検査で感染が確認されました。この養豚場では豚およそ8700頭を飼育していて、県は殺処分や埋却、農場や付近の消毒など防疫措置を行います。殺処分は1日120人体制で行い、作業終了は3月3日の見込です。消毒など全ての防疫措置が完了するのは3月8日の見込みです。

県内の養豚場ではワクチン接種を行っているため移動制限や搬出制限は行われません。県は、豚熱は人に感染せず、感染した豚肉は市場に出回らないことへの理解を呼びかけています。

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