埼玉県八潮市の道路陥没事故を受け群馬県が一部の下水道管や道路下の空洞を独自に緊急点検した結果、管内の異常や下水道管が原因の空洞は確認されなかったとする調査結果を18日発表しました。
県下水環境課によりますと、県内には陥没事故を受けて国が要請した緊急点検対象の下水道管はありませんが、独自に口径2m以上の下水道管の管内をカメラで異常がないか点検したり、40年以上経過した下水道管のある道路で路面下に空洞がないか調査しました。対象は県管理の下水道管総延長およそ250キロメートルのうち、あわせて40キロメートルです。
一方、道路面から浅い場所で、下水道との関連は無いものの補修の緊急性が高い空洞が8カ所見つかったため、補修工事を行ったということです。見つかった空洞は直径数十センチからおよそ3m、深さおよそ10cm~70cm程度で小規模なものが多かったということです。