群馬県議会第一回定例会 新年度当初予算など可決して閉会 カスハラ条例も可決・成立


群馬県議会の第一回定例会は19日本会議を開き、総額8078億円の新年度一般会計当初予算など106議案が可決されて閉会しました。このうち19日に可決されたのは67議案で、このなかで、客が理不尽な要求や迷惑行為をする「カスタマーハラスメント」を防ぐための群馬県条例も可決・成立しました。同様の都道府県条例の成立は東京・北海道につづき3例目です。

県は条例でカスタマーハラスメントについて「正当な理由がない過度な要求、暴言、長時間の拘束といった就業環境を害するもの」と定義づけ、サービスを受ける人と提供する人が互いに尊重し合うことでカスタマーハラスメントのない社会を目指すとしています。罰則規定はなく、4月に施行されます。山本一太知事はこの条例成立について「しっかり施行して、実効性のあるものにしていくに尽きる」と語りました。

このほか盗難車の持ち込みなどが一部で指摘される中古車解体・保管施設「ヤード」を規制する条例も成立しました。

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