江原本家上毛倉庫と旧相川家住宅の10件を登録有形文化財に 金井遺跡出土品を国重要文化財に 国文化審議会が答申

国の文化審議会は21日、前橋市の江原本家上毛倉庫や伊勢崎市の旧相川家住宅など建造物2カ所の10件を登録有形文化財に、また渋川市の金井遺跡群から出土した金井遺跡群出土品を国の重要文化財にするよう文部科学大臣に答申しました。

県文化財保護課によりますと前橋市表町にある江原本家上毛倉庫で今回答申された4つの建物は、明治時代や昭和20年代に繭・生糸の保管倉庫として建築され、群馬県の近代化を支えました。また伊勢崎市三光町の旧相川家住宅=現在の相川考古館では、江戸後期から昭和前期に建てられた旧店舗、主屋、土蔵、稲荷社、門や塀など6件が答申されました。

また渋川市の金井遺跡群から出土した金井遺跡群出土品は、6世紀初頭の榛名山噴火による火山灰や火砕流で覆われた場所から出土したもので、「甲を着た古墳人」が身につけていた甲や鉾を含む、甲冑や金属製品、石器、土器、ガラス玉など総数1801点が答申されました。

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