液晶タッチパネルなどの元製造業者で2023年に事業譲渡していた伊勢崎市の旧・翔栄が10日、前橋地方裁判所から特別精算開始命令を受けました。負債額は金融債務を中心におよそ52億円です。
信用調査会社「帝国データバンク」によりますと、翔栄は1982年に設立し、カーナビゲーション向けの液晶タッチパネルなどの製造で2015年には売上高およそ110億円を計上していました。しかし、その後タッチパネルの規格が新方式に移行する中で受注が低迷し、23年に2年連続の大幅赤字を出して、さいたま市の企業に事業譲渡していました。事業は譲渡先の出資で設立した新会社
「リズム翔栄」が承継しています。