群馬県の県有施設が2023年度に排出した温室効果ガスの量は二酸化炭素換算で10万8743トンで、3年ぶりに前の年を下回ったことが県のまとめでわかりました。
県営牧場牧草地の改良工事が完了して肥料の使用が減少したことや、電気や灯油の使用量が減少したことから排出量が減少しました。
現在取り組んでいる県の地球温暖化対策実行計画の基準年度の2013年と比べると22・2パーセント減少しました。ただ、2030年度の目標値達成には更に3万9千トン近い削減が必要です。県は、学校などへの太陽光発電設備の設置やLED照明の大規模な導入などで、温室効果ガスの削減を着実に進めていくとしています。